冬至を明後日にひかえ、ずいぶん寒くなってきました。
週末は会津で「局地的大雪」という予報がでておりますが、果たして会津若松の降雪はどの程度になるのでしょうか。
冬至は一年で一番夜が長いことから “陰が極まる時期” と言われています。
精神的に鬱々としやすかったり、肉体的にもあちこちに故障がでたりしやすいです。小沼も首を寝違えたような症状がつづいています。
しかしながら、暗いトンネルも必ず出口があるように、陰が極まるということは陽に転じるということですよね。
今が一番しんどい時期かもしれませんが、必ず抜け出せますので希望をもって過ごしていきましょう。
先日来院された患者さんが『国会議員のキックバックを巡る報道すごいですね』と嬉しそうにお話されていました。
たしかに連日おおきな話題となっているのですが、個人的には腑に落ちないといいますか。
国会議員のスキャンダル的な内容なので報道することは重要だと思いますよ。でもね、なんとなくガス抜きにしか思えない。
こういう重要な案件の場合、事前にターゲットに知らせるような報道する?って。
例えば、麻薬を使っている芸能人を逮捕しようとしているとき、事前に報道しますか。普通しないよね。そんなことしたら警戒されるし、証拠消されちゃうし。
そんな話を患者さんにしましたら、納得いっていない顔をされていました。
結局はトカゲの尻尾きりであって、会計責任者だけが有罪になって国会議員が罰せられることはないと思います。
さて、今日は「親切心の裏側にあるもの」という漠然としたことについて。
具体的な部分に言及することはしませんが、最近とあることから感じたことがあったので書くだけ書いてみます。
世の中にはさまざまなサービスがあり、それを利用する方々が少しでも安心・納得してもらえるようにサービス提供側はいろいろな方法をとっています。
その一つの中に「チェンジ制」というものがあります。
小沼が勝手に考えた言葉です。要するに「利用者が担当者を変更できる」システムのことを指します。
担当者とウマが合わない、口調が気に食わない、なんか嫌……など、利用者がそのように感じたら、その担当者とはマッチングしないようにしてくれるわけです。
このシステムについては、利用者側が安心して契約を満了できるよい方法だと思います。
思うのですけれど、超少数派の小沼はここでも捉え方が異なります。
つまり、
担当者を自由に変更できるというシステムを前面に出すけれど、担当者への教育とか水準とか、そういうものは見て見ぬ振りしてない?
ってこと。
チェンジ制というのは便利だと思うし、上述したように利用者が安心して最後までサービスを受けることができるので素晴らしいシステムだとは思います。
ただね、本来であればチェンジ制が不要になるくらい、各担当者への接客や教育、サービス提供の仕方などを徹底する必要があるはずなんですよ。
結局、各担当者の統率ができておらず、一定の水準に達していない担当者がサービスを提供するから利用者側と問題が生じてチェンジ制を発動することになるわけで。
もちろん、利用者との相性はあります。こればかりはどうしようもない。
しかしながら、現状のチェンジ制についてはそれ以前の問題を抱えているとしか言いようがないです。
上述したようにサービス提供側が本来果たすべき事柄をなんとなく無視しているから、チェンジ制が必要になってしまう。
チェンジ制があることで、利用者側からしたら親切に感じるかもしれないけれど、実は利用者側が害を被る可能性が高いってことの裏返し。
目立つ粗(出来の悪い担当者)には蓋をして、それをチェンジ制というシステムでカモフラージュしているだけ。
結果的にチェンジ制によって担当を外された人も成長しないし、なぜ外されたのかの理由も考えないまま次の利用者にあてがわれる。
これは利用者に対して親切を提供するシステムじゃなくて、サービス提供側の逃げ口上。
本当に親切を提供したいのであれば、もっとやれることあるはず。
こう書きながら、小沼も「なんちゃって親切」を提供していないか再考しています。